足関節痛 足底痛 アキレス腱痛

足の各関節は全身の荷重を受けると同時に、各種の方向に動く体位を安定させる機能を保とうとする結果、しばしば足の関節痛が生じる。足関節捻挫や骨折などの、生理的抵抗を超える1回の強い外力による外傷と、中足骨の疲労骨折や足底筋膜炎、アキレス腱炎などの生理的範囲内の微細な繰り返しの外力によって生じる傷害があります。

その中で鍼灸の適応となるものは、足関節捻挫、足底筋膜炎、アキレス腱炎です。

足関節捻挫はスポーツの現場では非常によくみられますが、重症度としてあまり高くないことが多いために、不適切な応急措置や治療を施されたり放置されることも多いです。その結果、多くの場合、足関節の外側に疼痛や腫脹、不安定感といった足関節不安定性の残存につながり、繰り返し再発することもよくみられます。

足底腱膜炎は足底の強靭な縦アーチを支え、緩衝作用のある腱膜に、ランニングや跳躍などによる衝撃が加わり、踵や土踏まずなどに疼痛を起こします。

アキレス腱炎の症状は、腱付着部から2~6㎝にかけての圧痛や腫脹です。アキレス腱炎の小断裂が瘢痕化するものと、腱周囲組織の慢性炎症に起因した肥厚と腱との癒着によって疼痛を起こすものがあります。後者はアキレス腱周囲炎と呼ばれることも多いです。この部位は、年齢が高いほど血流が減少するとの報告もあります。発生状況により慢性型と急性型に分けられます。慢性型の好発年齢は比較的高くなっています。

施術効果は、疼痛動作をできるだけ避けられるかによって変わりますが、5~6回で改善することが多いです。