肩こり

一般的には、筋の疲労や体質、頸椎の疾患が主な原因に考えられており、長時間の同姿勢で悪化することがあります。筋や末梢神経が損傷された状態では、ストレスにより、自律神経のバランスが崩れると筋交感神経活動が亢進し、筋緊張が亢進すると考えられます。それにより疲労や寒冷時に肩こりが増悪するという報告もあります。また、呼吸器、循環器、心因性などの疾患に付随し発症することもあります。


症状は後頚部の緊張、こわばり、鈍痛を訴えることが多く、頭重、後頭部ときに前頭部の痛みとなり、視力の減弱、眼精疲労、目のかすみ、耳鳴り、めまいなどを伴うこともあります。


肩上部、肩甲間部に筋肉痛を訴える場合は、緊張感や重圧感を訴えるだけでなく、上肢まで重だるくなることもあります。また、不眠、食欲減退、活動力の減弱も現れることもあります。

肩こりは鍼灸がとくに適応する対象であり、圧痛点を中心とした施術や低周波鍼通電で、一般的には1回1回の施術で症状が軽減します。職業あるいは筋自身の性質により、一時軽快しても再発する場合もあります。そのような場合は一定の間隔で、施術を継続しなければなりません。