不定愁訴とは各臓器に器質的変化は証明されないが、種々の不定な症状を訴えるものです。症状は身体症状から精神症状へ、あるいは精神症状から身体症状へと変化し、多彩な症状が出現します。疲労感、のぼせ、冷え性、熱感、発汗異常、頭痛、めまい、うつ、不眠、過眠、食欲不振、下痢、動悸、息切れ、浮腫などが現れる症状の例です。
これらの症状に関係すると思われるのは、自律神経で交感神経と副交感神経によって成り立っています。自律神経の亢進というと、交感神経の働きが過剰となっている状態ですが、どちらに傾くのみでなく、ともに低下する場合もあります。原因としては種々のストレスが考えられ、遺伝的な素質、体質、性格なども相まって、そこに社会、文化、経済などの環境因子が関与して生じると考えられます。
当院では、病院での検査を前提にし施術します。全体施術で背中と肘から下膝から下に刺鍼やお灸、低周波の施術を行います。鍼灸は自律神経が関係する症状の改善に優れており、効果は交感系か、副交感系かが判明しなくても、軽微な体表刺激で、生体の持つ自動制御によって、症状改善に向けた作用が期待できます。