頭痛

国際頭痛分類では、頭痛を一次性と二次性、その他に分類しています。一次性の頭痛は緊張型頭痛や片頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛で、二次性の頭痛としては、脳腫瘍や血管障害が原因で起きる頭痛とされており、鍼灸の適応となるのは、頭痛だけが起きている一次性の頭痛です。

緊張型頭痛は、頚肩の筋肉が持続的に収縮することによって乏血状態に陥り、血液内に発痛物質が蓄積すると起こると考えられています。筋の持続的収縮はストレスの多い生活条件や眼、鼻の疾患、頸椎の疾患、あるいは身体的、精神的な過緊張によっても起こります。頭蓋筋の収縮しやすい素質、項部筋の緊張を持続する職業、咬合不全による側頭部から咬筋の過緊張によっても頭痛となります。頻発反復性と慢性と分けることもあります。

片頭痛は、頭蓋外血管の拡張に基づく発作性の頭痛で、遺伝的な要因が多く、誘因としては気象、光線、音などの作用、過労、低血糖などが影響します。痛みは前駆期、発作期、寛解期に分けられます。極期は拍動性のズキンズキンとする頭痛で、悪心、嘔吐を伴うこともあります。発作期はトリプタン系薬剤の服用が望ましいです。視床や視床下部などが関与し痛みに敏感になったりしたり、三叉神経と上位頚神経や大後頭神経との関連が注目されています。

当院では、緊張型頭痛は圧痛点への刺鍼で2~3回の施術で改善されます。片頭痛は頭蓋骨と頚との境目に刺鍼し低周波を流します。発作期よりも寛解期における予防効果を目的とした施術が中心となりますが、頭痛がでる日数は半減し、痛みの程度も低くなることが多いです。